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撮影にまつわることから日常のことまで、徒然と。

笑うこと

「花と手紙だより」2024年7月14日版

高校生の頃、気づけば深夜ラジオを聴くことが日常になっていました。

特に、オールナイトニッポンをよく聴いていました。その中でもくりーむしちゅーのオールナイトニッポンが面白くて面白くて、今でも仕事の合間などにYoutube上にアップされている音源を聴いたりしています。

くりーむしちゅーのふたりも当時、番組内で事あるごとに言っていましたが「良識ある大人が聞くような番組ではない」と。まさしくその言葉通りのラジオでした。でも、その番組のおかげで親友と出会うこともできました。

そんなラジオで今でも印象的に残っているフレーズがあります。

くりーむしちゅーのふたりがいつものように取り留めのない話をしている途中、「落ち込んだりした時にお笑いって何の役にも立たないよな、死にたくなるような時にお笑いなんて見ても笑えないよ。その反面、音楽は感動させてくれるし、生きる力を与えてくれるよな」的なことを笑いを交えながらトークされていました。

お笑いのプロが言うだけあって確かに説得力がありますが、僕はやっぱりお笑いにも、いえ、お笑いにこそ、人を救う力があると思うのです。

個人的な感覚で恐縮ですが、音楽は心にそっと寄り添って力づけてくれる感じ。お笑いはなんだか分からないけど気づいたら悩み事を拭い去ってくれるような感じ、でしょうか。

お笑いを見る人に笑いを発動させるきっかけの質の良し悪しもありますが、笑うことは免疫力を高めると科学的にも立証されているので、ここでは笑うことの大事さにフォーカスするとして、やっぱり人間、笑って生きることが大事なんだと思います。

僕の好きな昭和のドラマ、松田優作さん主演の探偵物語でも、主人公工藤俊作のアドリブ感満載なこんなセリフがあります。

「人間やっぱりさ、楽しく遊んで暮らさなきゃ」


「花と手紙だより」2024年7月14日版