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撮影にまつわることから日常のことまで、徒然と。

ハローベイビー

「花と手紙だより」2024年12月6日

ジョン・レノンは40歳という若さでこの世を去った。あまりにも突然で、あまりにも早い死。1980年12月8日。世界中が悲しみに暮れたことでしょう。僕はまだ生まれてすらいない。

1984年のジョンのいない世界に生まれたわけですが、ふとしたきっかけで好きになり、高校生の頃、レンタルショップでベストアルバムを借りてMDに録音して、よく聴いていました。

また、少し時は遡りますが当時のテレビドラマ「世紀末の詩」の主題歌と挿入歌に「LOVE」「STAND BY ME」が、テレビCMでは「Woman」「(Just Like) Starting Over」が、クリスマスの頃には「Happy X'mas (war is over)」がよく流れていたように記憶しています。

悲しい出来事から40年以上経っているにもかかわらず、いまだに世界に影響を与え続けている。もう凄いとしか言いようがないです。

えっと、かなりの独り言になってしまいまして、すみません。

前述のテレビドラマ「世紀末の詩」、今となっては際どい表現もあり令和では放送できないかもしれませんが、人が生きるとはどういうことか、愛とはどういうことかを真正面から教えてくれる素晴らしい物語だったと思っています。

主演の竹野内豊さん演じる野亜亘と、山﨑努さん演じる百瀬夏夫のふたりを中心に、一話完結で「愛」について物語が進行する、とても贅沢な内容でした。

ドラマのコンセプトとも言える楽曲がジョン・レノンの「LOVE」。そして、物語に救いの手を差し伸べる讃美歌「STAND BY ME」。

ところどころクスッと笑える部分も多いですが、涙なしには観られない、上質な作品です。

毎話締めに詩が映し出され、その後に続いてエンドロールでは後日談のモノクロ映像が映し出されるのですが、第四話の締めの詩を引用します。


第四章・星の王子様

ハローベイビー

もし僕に会いたいのなら

僕も君に会いたいのさ

きっときっと会いたいのさ

引用・野島伸司著「世紀末の詩・ノベライズ」





「花と手紙だより」2024年12月6日