味わい
テレビやネットなどでミュージシャンの演奏する姿を見ることが好きなのですが、思わず見入ってしまうのは、使い込まれた楽器。
その中でも特にギターやベースは、使い込まれた様子が目で見て分かりやすいです。
繰り返される演奏によって、ボディ表面の塗装が削られ剥がれて地の木材が露わになっていたり、傷だらけにもかかわらず、そのかっこよさといったらなんとも言えない。
ひとつの楽器を長く愛用し続けるということは、毎日奏でて楽器そのもののポテンシャルを育み、そして日々欠かさずに手入れしているということだと思うのですが、
それはもはや演奏者の身体の一部といっても過言じゃないくらいですね。
僕が愛用しているのは、メインのフィルムカメラが2機、緊急用のデジタルカメラが1機あるのですが、フィルムカメラを中心に位置付ける前まで頑張ってきてくれたデジタルカメラの見た目は良い感じに草臥れてきています。
フィルムカメラたちは中古品ではあるものの、見た目的にはまだまだ新古品といった感じで、これから撮影現場をあちこち駆け抜けて、一緒に年を重ねていきたいと思います。
「花と手紙だより」2024年3月27日版