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撮影にまつわることから日常のことまで、徒然と。

Film is alive.

「花と手紙だより」2024年10月6日

「花と手紙だより」2024年10月6日

みなさん、映画、好きですか?

もちろん好きです、僕も映画。

といっても、好みは偏ってて、数えられるほどの作品しか観ていませんが。

幼い頃、父親に連れられてドラえもんとドラゴンボールを観に映画館に行ったものです。オマケのおもちゃをもらえるのが何といっても嬉しかったですね。

さて、デジタル全盛の2020年代の今、ハリウッドをはじめ、日本でもフィルムを使用して映画やドラマが撮影されているのをご存知ですか?

近年の有名な作品を例に挙げると、

邦画では、「万引き家族」(2018)、「マチネの終わりに」(2019)、「ケイコ 目を澄ませて」(2022)などなど。
配信系のドラマでは、「すべて忘れてしまうから」(2022)などなど。

ハリウッドでは、「スターウォーズ・フォースの覚醒」(2015)、「最後のジェダイ」(2017)、「スカイウォーカーの夜明け」(2019)、「ジュラシック・ワールド」(2015)、「ミッションイン:ポッシブル/フォールアウト」(2018)など。
ハリウッド作品は探せば他にもたくさんフィルムで撮影されているようです。

日本のテレビCMは、フィルムで撮影されているものが結構あるようです。これです!とは明言できないのですが。

ミュージックプロモーションビデオでも、これフィルムで撮ってるんじゃない?と思うものもちらほら見かけます。
OKAMOTO'S 「Dancing Boy」のPVは明らかにフィルム撮影だと思います。
あいみょん「君はロックを聴かない」もですよ、きっと。見ただけでフィルムの良さが見てとれます。

スマホでなんでもできてしまうこの2010年半ば以降の今もなお、フィルムで映画が撮られているということを知った数年前、もうびっくりして、映像制作の最先端でフィルムが選ばれていることが、単純に嬉しかったことを覚えています。
とはいえ、デジタル全盛の今、フィルムを使うことはハイコストであることは否めないようです。

映像制作の現場でも予算との睨み合いの中、より良いものを作ろうとベストを尽くされている現状を知って、

僕も「フィルムで素敵な笑顔を撮るぞ!」と背筋が伸びる思いです。


「花と手紙だより」2024年10月6日