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撮影にまつわることから日常のことまで、徒然と。

Carpe diem

「花と手紙だより」2024年10月11日

「花と手紙だより」2024年10月11日

「だいじょうぶだぁ」

志村けんさん。2020年3月、あまりにも突然の早すぎる死を日本中の誰もが悼んだと思います。

個人的にはこの数年、祖母や義祖父が旅立ち、身をもって人間はやがて死ぬものだと実感させられる機会もありましたが、

直後は、やはりそう簡単には受け入れ難いものであって、安らかな顔を眺めると、ただただ眠っているだけなんじゃないか、夢なんじゃないかと自分を思わせたくなる気持ちでした。

そして、芸能人の場合、テレビの中の人だということも手伝って、どこかで元気に暮らしているんじゃないかと今でも錯覚してしまいそうですが、死は誰にでも訪れること、これは現実なんですよね。

冒頭の写真は、逝去後に放送された連続テレビ小説「エール」の一コマ。
思わずフィルムカメラのレンズを向け、鎮魂の想いを込めてシャッターボタンを押しました。

最近、図書館で志村けんさんの「志村けん160の言葉」という本を借りてきて、仕事の合間に読んでいます。

生前の志村けんさんのインタビュー記事をベースに、生い立ち、家族、仕事、恋愛、人生、哲学、志村けんという人間を窺い知ることができます。

前書きに掲載されている、盟友加藤茶さんが志村さんに宛てた言葉に友情、愛情、感謝の気持ちが詰まっていて、思わず胸が熱くなります。

ついつい日々の忙しさにかまけてしまっている僕ですが、「カルペ・ディエム(その日を摘め)」という言葉に込められた「今という時を大切に使え」というエールを胸に日々頑張りたいと思います。


「花と手紙だより」2024年10月11日