浅草寺で市井の人々を写し続けた写真家の鬼海弘雄さんの含蓄ある言葉に触れる度、写真を撮る者として身が引き締まる想いがします。
以下、引用です。
フィルムにこだわる理由は何ですか?
「デジタルはたしかによく写る。だが、写り過ぎて物事をよく考えない。物事は欠落した部分がないと、具体的なものは見えてこない。
またプロセスがなさすぎて、自分の持っているものを濾したり、寝かしたり、発酵させることができない。
写真がいかに写らないかを知ったとき、そこから写真は始まる。」
引用・藤田一咲著「ハッセルブラッドの日々」 p.71
「花と手紙だより」2026年3月18日